スーパーエンプラとは

スーパーエンジニアリングプラスチック(通称:スーパーエンプラ)は、プラスチック素材の中でも最高峰の性能を誇る高機能樹脂です。通常のエンプラを凌ぐ特性を持ち、特に「150℃以上の環境下での連続使用」に耐えうる圧倒的な耐熱性が最大の特徴です。さらに、金属の代替となるほどの高い機械的強度や耐薬品性を備え、医療機器や精密機器など高い信頼性が求められる分野で重宝されています。
一方で、熱に強い素材であるため「成形加工が極めて難しい」という課題があります。一般的な射出成形機では樹脂を溶かしきれず、加工には400℃を超える特殊な高温設備と、高度な温度管理ノウハウが不可欠となります。

難成形樹脂をカタチにする、森重製作所の「4つの成形ソリューション」

高度な温度管理とノウハウが求められ、対応できる設備が限られるスーパーエンプラの加工。森重製作所では、特殊な設備と長年培った独自のノウハウで、お客様の難しい要求を確実にカタチにします。

最高450℃対応の「高温成形設備」

スーパーエンプラの成形不良の多くは、温度管理の限界が原因です。弊社は、一般的な工場には導入が少ない「最高450℃まで対応可能な高温シリンダー搭載の成形機」を保有しています。ウルテムやPEEKといった極めて融点の高い難成形樹脂であっても、確実な溶融と精密な温度コントロールにより、安定した高品質な部品供給を実現します。

薄肉複雑形状を実現する「高速射出成形」

耐熱性が高い樹脂は、金型に流れ込むと同時に急速に冷えて固まろうとする特性があります。弊社は超高速射出成形機を駆使し、樹脂が冷え固まる前に金型の隅々まで一気に充填させます。これにより、スーパーエンプラでは困難とされる薄肉部品や、微細な形状の精密成形を可能にしています。

金型の限界を超える「超音波溶着技術」

射出成形(金型)だけでは抜けない中空構造や、さらに複雑な形状が求められる場合もご相談ください。弊社は成形設備だけでなく「超音波溶着機」も保有しています。熱と超音波を用いて成形した部品同士を強固に接着・アセンブリする2次加工まで一貫して対応可能であり、設計の自由度を大きく広げます。

徹底した試作検証と技術アドバイス体制

自社製品の樹脂クリップ開発では、60回を超える試作を繰り返して特許形状を完成させました。弊社には、その圧倒的な試作力と「図面通りに作って終わり」にしない粘り強さがあります。医療機器などの厳しい要求に対しても、図面段階からの形状変更提案(VA/VE提案)や自社金型を用いたテストショットを行い、開発パートナーとして伴走します。